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新任PMにとって最初に必要とされるスキル

「PMが育たない」という言葉は、当社がこれまで接点を持った多くのユーザ企業様、ITベンダー様において、共通的に語られています。

プロジェクトマネジメントを学習する際に、多くの人はPMBOKを参照することと思われます。PMBOKにおいて、プロジェクトマネジメントに必要な知識を体系的に学ぶことはできるのですが、プロジェクトの規模により、プロジェクトマネージャに求められる要素も大きく違いが出てくるというのが現状です。(それは単なるプレイングマネージャのプレイング領域の違いだろうという指摘もあるでしょうが…)

また、新任PMにとってPMBOKを全体的に実践するというのは、ハードルが高すぎると思われますが、かといって、昭和世代の根性論で「上を見て勝手に育ってくれ」では、うまくいきようもありません。能力のある若手・中堅世代が、十分なPM教育を受けずにPMとしてアサインされ、見よう見まねで取り組んだ結果、プロジェクトは失敗し、有能な新任PMは自信を失っていきます。これでは、「PMが育たない」のは当たり前なのではないでしょうか。

一方、かつては「PMが育った」のかという点を検証する必要もあるでしょう。誤解を恐れずに言うなら、現代のPMはメインフレーム世代のPMに比べて比較にならないほど、難しい問題に立ち向かっているのだと考えられます。インフラ、開発方式などの選択肢は増え、関係するシステムや業務は多岐に亘り、セキュリティリスクは増え続ける中で、プロジェクトの難度は格段に高くなっています。つまり、「PMが育たない」ではなく、「難度の高いプロジェクトが増え、PMの重要性が増しているのに、育てる環境が整っていない」と考えるべきでしょう。

メインフレーム世代から徐々に複雑性が高まる中で、徐々にプロジェクトマネジメントを実地で学んできた世代(現在40代~50代のPM)は現代のITプロジェクトを管理する能力を培う環境に恵まれてきたと言えます。それに比べて、いきなり難度の高いプロジェクトのPMを任される今の若手・中堅エンジニアには相当な負荷がかかると考えられるわけです。

技術的な面で信頼できるエンジニアがPMを任されるという前提に立てば、育成する側としてやらなければならないことは、新任PMが最低限持っていなければならないプロジェクトマネジメントに必要な実務知識とスキルを身につけさせ、小規模なプロジェクトでの成功を経験させるということにあります。実際には、新任PMは、それまでの業務経験で上長であるプロジェクトマネージャに近い立場で仕事をすることで、ある程度のプロジェクトマネージャの実務は理解できているでしょう。とはいえ、立場がプロジェクトマネージャに変わったところで初めて求められるようになるものもあります。この観点が新任PMにとって一番必要なものであると考え、以下、「新任PMにとって最初に必要とされるスキル」の内、重要なものを整理してみたいと思います。

判断力

最善策を選択できる意志決定力

プロジェクトを成功へ導くために、迅速かつ的確に判断できるということがプロジェクトマネージャに求められるスキルの一つです。どの工程、どの様なタイミングであっても、常に「Quality(品質)」「Cost(費用)」「Delivery(納期)」の3つのバランスを意識した判断をタイムリーに行うことがプロジェクトの成功を左右します。

ただし、「PMが意思決定する」という考え方は正しいのでしょうか。プロジェクトのメンバーとして活動している人の中には、「正しい」と答える人がいるかもしれませんが、実際には現代の複雑化したITプロジェクトがPM一人の意思で動かされても正しい結果が得られるはずはありません。プロジェクト内の体制に基づき、それぞれの領域・レベルで判断が行われた上で、PMがその情報を統率して、最終的なプロジェクト現場の判断を行うのです。

また、プロジェクトとしてプロジェクトオーナーとの間で規定された方向性(プロジェクト憲章やプロジェクト・スコープ)に影響のある意思決定については、PMであっても勝手に決断することはできず、プロジェクトオーナーとの間で協議の上判断することが必要となります。一方で、「PMが意思決定する」と思っているエンジニアがPMにアサインされると現場の状況もお構いなしの判断を押し付けてしまったり、プロジェクト・スコープを超える領域に対する勝手な判断を行って後に問題になってしまうこともあります。

予想通りに進むプロジェクトなどほとんどありません。発生した問題によっては、QCDのバランスが崩れてしまうこともあります。多数の関係者で成り立っているプロジェクトにおいて、その重要な意思決定をPMが一人で抱え込んで「決断」してしまうことが、さらなる問題を抱えてしまう可能性を孕んでいます。問題の質によって、意思決定すべき関係者、判断のタイミングを的確に判断する力こそがPMとしての判断力なのです。

情報共有力

チームメンバーとして「タイムリーに適切な情報が降りてこない」という愚痴は多くの方に覚えのあることではないでしょうか。新入社員・若手社員は「報連相」をするよう、厳しく教育されますが、一方で、PMとしての情報共有力・情報発信力の教育は十分とは言えないのが現状です。

プロジェクト内外の状況に関する最新の情報をプロジェクト内へ共有、チーム内における定期的な会議とその記録、上位の会議の情報連携など、適切に情報を共有することが、プロジェクトを円滑に推進させる上で欠かせません。

コミュニケーション力

対人関係を円滑にするための役割、コミュニケーションスキル

プロジェクト計画の段階でコミュニケーション計画を立案し、会議体や報告ルート等を決めておき、PMに情報が集まる工夫をするとしても、これだけで必要な情報がすべて集まるというわけではありません。文字情報や会議での正式な報告以外の現場やお客様の様子等といった定性的な情報が、プロジェクトの判断のきっかけになることも多々あります。観察力や聞く力といったコミュニケーション力が会社や担当部署を超えて多くの方が関わるITプロジェクトにおいて、PMに求められる重要なスキルなのです。

当社では、技術力を身につけたエンジニアに企画フェーズ、要件定義フェーズといった上流工程のスキルやプロジェクトマネジメントスキルを教育することで、プロジェクト管理を徹底し、最上流からリリース・保守までのトータルな支援を行っています。さらに、証券・金融IT領域のエキスパート、ITプロジェクトマネジメントのエキスパート、IT技術のエキスパートそれぞれが必要に応じて当社全プロジェクトに対して関わることで、成功に向けた強力なサポートを行っています。

また当社では、私たちと共にお客様の立場でITプロジェクトを推進できる転職者を募集しています。ITエンジニアとして、Web系またはjavaによる開発経験が3年を超える方、もしくは同等のスキルを有している方でしたら、コンサルタントやプロジェクトマネージャの経験は不要です。経験や能力などを考慮した上で給与を決定致しますので、高収入も目指せます。転職者の求人について興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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